令和4年3月度定例 京都ベンチャー研究会 

【日時】
令和4年3月16日(水)
講演会 18:30~21:00(質疑応答含む)
-18:30~19:25 高瀬進氏 ご講演(質疑応答含む)
-19:30~20:25 矢下幸司氏 ご講演(質疑応答含む)

【会費】
無料

【開催方法】
オンライン配信(Zoom使用)
※お申込みフォームにご入力いただいたメールアドレスへ参加に必要なURLをお送りいたします。

【主催】
京都ベンチャー研究会

講演内容


講演1テーマ.
「熟達した起業家の意思決定の経験則 エフェクチュエーション」

講演者: 高瀬進氏
■プロフィール
(一社)日本エフェクチュエーション協会理事。(一社)御屠蘇普及協会代表理事。1970年東京都生まれ。1994年神戸大学工学部システム工学科卒業、2013年同大学大学院経営学研究科博士課程修了。博士(経営学)。山口大学技術経営研究科、京都大学経営管理大学院を経て、現職。専攻は、アントレプレナーシップ、ハイテク・大学発ベンチャー。日本における黎明期のラクロス普及、大学運営支援会社のスタートアップを手掛ける。その後、ベンチャー研究に従事し、熟達した起業家の意思決定の特徴であるエフェクチュエーションの日本への導入に尽力する。レスキューロボットの事業化、NCAA日本版導入のアクションリサーチを手掛ける一方、近年は、「起業家的研究者」として、内部者アクションリサーチに関する研究も進めている。

■講演内容:
エフェクチュエーションとは
不確実な世界を生き抜くのに役立つフレームワーク、それがエフェクチュエーションです。イーロン・マスクのような起業の達人が、スタートアップを成功に導きイノベーションを起こせるのは、単に果敢にリスクを取っているからではありません。熟達起業家に特有な、思考と行動のロジックを使いこなしているためです。実践と練習で習得でき、世界中のトップスクールが起業家教育の一環として、エフェクチュエーションを教えています。20年前に女性起業家のサラス・サラスバシー教授が、ノーベル経済学者ハーバード・サイモンの指導のもとで発掘し、その後、多くの学者、実務家、教育者により、磨きをかけてきた理論です。日本でも近年、マーケティングや経営コンサルなどで、注目が集まっています。

講演2テーマ.
「地域版プラットフォームビジネスとは」

講演者: 矢下幸司氏
一般社団法人都市文化観光研究機構 代表理事、関西ベンチャー学会会員

■プロフィール
前職の週刊トラベルジャーナルでは編集部記者、朝日新聞出版では、観光運輸レジャーを担当し、 観光分野では地域振興に役立つ企画特集を立案、 行政自治体や団体、流通を巻き込んだイベントや関連書籍なども数多く手掛けてきた。 観光分野でのマネジメント人材、後継者育成。地域経営の担い手として、 マーケティング事業や自治体の観光施策アドバイザー、観光地のコンテンツ開発なども行う 一般社団法人都市文化観光研究機構を兵庫県神戸市で設立。 現在は、兵庫県阪神南県民センターの文化観光政策委員、阪神南都市型ツーリズム推進協議会委員も務める。昭和49年兵庫県西宮市生まれ、兵庫県立鳴尾高校、阪南大学商学部、立教大学大学院前期博士過程修了(経営管理学修士号/MBA取得)

■講演内容:
起業をして1年半、ビジネスモデルを構築するときに特に重要視をしたのが、フレームワークのSTP分析。トラベルジャーナル、朝日新聞出版とメディアでは、企画・取材・編集と出版ビジネスに関わり、観光・運輸・レジャー産業を追い続けてきた。この20年、団体旅行から個人旅行へ、さらにオンライントラベルや訪日旅行の全盛時代を経て、オーバーツーリズムを生み、観光公害という残念な言葉も生まれました。アフターコロナへの道筋も見えてきた昨今、必要とされてきた地域版プラットフォームビジネスの概念や観光ホスピタリティ産業の中での需要性をご説明しながら、一般社団法人都市文化観光研究機構のビジネスモデルのミッション、ビジョンについてお話します。

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