【日時】
2023/8/9 (木) 18:30 – 20:30
【会費】
1,000円
【開催場所】
・オンライン及びオフライン開催
※オフラインでのご参加は下記が会場になります。
CO & CO Kyoto
https://coandco.jp/lounge/kyoto/
〒604-8152
京都市中京区烏丸通錦小路上ル手洗水町670番地
京都フクトクビル2F
【主催】
京都ホンマモン計画
【共催】
京都ベンチャー研究会
講演内容
第一部.
『終わりなき挑戦だけが未来の世界を創る』
講演者: 河瀬 航大 氏(株式会社Photosynth・代表取締役社長)
■略歴
大学卒業後に株式会社ガイアックスに入社、ソーシャルメディアの分析・マーケティングを中心とした業務を担当。2013年にはネット選挙の事業責任者として多数のTV出演・講演活動を行う。 2014年9月に株式会社Photosynth(フォトシンス)を創業、代表取締役社長に就任し、スマートロックを活用したAkerunブランドのIoT事業を手掛ける。これまでに経済産業省が所管する国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の起業家候補支援事業(SUI)第1号への認定をはじめ、国内・海外のVCやCVC、機関投資家などから累計で約70億円の資金調達を実施。さらに、日本のモノづくりとクラウドなどの最新のソフトウェア・テクノロジーを融合した、新たなビジネスモデルとなるHESaaS(Hardware Enabled Software as a Service)を日本市場で開拓し、2021年11月に東証マザーズ(現グロース)への上場を果たす。 これまでに、IoT事業の経営を担う注目の若手起業家として、世界的ビジネス誌であるForbes誌の「Forbes 30 Under 30 Asia 2017」の「Consumer Technology」部門での選出をはじめ、受賞多数。筑波大学非常勤講師。 1988年鹿児島県生まれ。2011年筑波大学理工学群卒。
■講演内容:
現在、私たちの生活やビジネスの世界は、日本のみならず世界規模でのデジタル化の進展や社会情勢の変化などを受けて、まさに大きな変革の時期を迎えています。そして、VUCA(ブーカ)時代とも呼ばれる現代においては、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)といった困難な状況と向き合いながら未来を創造していくことが求められます。 今回は、世界初となる後付け型スマートロック「Akerun(アケルン)」を主軸としたIoT/クラウドの事業を手掛ける株式会社Photosynthの創業から、新たな市場の創造と事業拡大、そして上場を経て終わることない事業と組織の成長への取り組みをご紹介します。VUCA時代における起業やビジネスへの向き合い方の参考にしていただければと思います。
第二部.
『腸内細菌と医療創薬: ディープテックスタートアップが戦っている相手は誰なのか?』
講演者: 中原 拓 氏(メタジェンセラピューティクス株式会社・代表取締役社長CEO )
■略歴
生命情報学の研究者として長浜バイオ大学、北海道大学で勤務した後、アメリカでEzose Sciences, Inc.を起業。その後、JT経営企画部や日米のベンチャーキャピタルを経てメタジェン瀬ピューティクスを起業。北海道大学より博士(理学)、Rutgers Business SchoolよりMBA (Pharmaceutical management)を取得。
■講演内容:
近年、腸内細菌の活用による新たな医薬品開発が世界で進展している。昨年末より、すでに世界で3つの腸内細菌に基づく医薬品が承認を得ており、その可能性は無視できないものとなっている。こうしたグローバルな腸内細菌イノベーションの進展を背景に、順天堂大学、慶応義塾大学、東京工業大学の研究者らが中心となり設立したメタジェンセラピューティクスは、腸内細菌の医療応用と創薬に特化し、国内の本分野を牽引している。2023年には腸内細菌叢移植療法 (FMT)の先進医療B承認獲得と17億円のシリーズA資金調達を成功させた。本講演では、その起業の経緯や戦略に焦点を当てつつ、日本のディープテックスタートアップが直面する国内資本市場の問題についても深く掘り下げて議論したい。